アスファルトシングルはガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工することができます。
石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく落ち着きのある和風の家にもマッチします。
メリットとデメリットについて詳しく説明していきます。
アスファルトシングルは、仕上げ材に防水シートが使われている屋根材であるため、防水保証が10~30年の商品が多数販売されてい流ほど、防水性に優れています。
トタン・スレート・ガルバリウム鋼板といった屋根材のようにルーフィング(下葺きする防水シート)を固定する際に、釘・ビス・タッカー(大きいホチキスのような物)を多く使いますが、アスファルトシングルの場合、専用のセメント(専用接着剤)を使用することにより、極力ルーフィングに穴を開けずに施工することが可能です。そのため、雨漏りの危険性が極めて低いです。
また、アスファルトシングルのほとんどの商品で、表面に天然石が施されています。
この天然石が緩衝材となり防音性が高まるので、トタン屋根や金属屋根のように「雨音が気になってしまう」といった不安が少ないです。
一般的な屋根瓦は45~60kg/㎡、スレート屋根は18~21kg/㎡であることに対し、シングル材は9~12kg/㎡と軽量です。
屋根に重さがあると、建物全体に負荷がかかることから耐震性に不安が残りますが、アスファルトシングルにリフォームすることで、耐震性を高めることができます。
アスファルトシングルの屋根材は、施工する際に専用のセメント系接着剤、および釘やタッカーを使用するのが主流です。
さらに屋根材自体が薄いため、このセメントの塗布や圧着作業が不十分であると、風が吹くたびにパタパタとあおられたり、最悪の場合は屋根材が破損したりしてしまうことがあります。
また柔らかいため、反り・破れが起きるケースも考えられます。なるべく台風や強風の後は、剥がれやめくれがないか、プロの業者に点検してもらうと安心です。
また屋根が北側にある場合や、湿気がこもりやすい地域にお住まいの場合には、カビやコケが発生しやすいため、シングル材の使用は避けたほうが良いかもしれません。
カビ・コケは高圧洗浄で解決できますが、洗浄後に、塗装もしくはカバー工法(重ね葺き)のリフォームも必要になる可能性があるので、メンテナンス費用がかかります。
またアスファルトシングル材は天然石付きの製品が多いことから、劣化すると表面の石が剥がれて落ちてくるのが、欠点です。屋根のすぐ下に、おしゃれに見せたい庭やバルコニーがある場合、アスファルトシングルでは日々の手入れが大変かもしれません。樋に石粒が詰まることもあるので、こまめな樋の掃除も大切になります。
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