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破風とは、屋根の側面についている板部分のことで、普段はあまり気にしない部分ではあると思いますが、建物を保護している重要な部分の一つです。
素材は木材が多く、屋根の側面なので風や雨などの影響を大きく受けやすい部分になります。
このページでは屋根の側面にある破風について、機能や塗装についてなどをまとめていきます。
破風板とは先述の通り、屋根の側面についている板部分のことで、破風板が劣化してしまうと、雨漏りや他の場所の不具合につながってしまいます。
破風の役割はいくつかあります。
まず屋根の側面から雨が侵入しにくいようにする働きがありますし、屋根からの雨漏りを防ぐ役割をしてます。また、破風によって風を遮断することにより屋根材が飛ばないようにする耐風性の役割があります。他にも火事の延焼を防ぐ耐火性もあります。
破風が劣化して、機能しないことで雨漏りをすることがあります。内部へ水が侵入してしまい、建物内部の柱などを水が伝ってしまうからです。
侵入した水が原因で柱や屋根材、軒裏天井などを腐らせてしまいます。
また、屋内へそのまま入り込んで、クロスに雨染みや剥離が生じたり、内壁や窓枠を腐食させてしまうことにもなります。
破風は屋根と同じように雨や風、日光などの影響を受けやすい場所になります。
そのため塗膜へのダメージは大きい場所になりますので、破損や劣化の起きやすい場所になります。
また、目線より高い場所になるので不具合を発見されにくい場所になります。
もしも塗膜が剥がれた状態で放置をしてしまうと、木材だと腐ってしまうこともありますし、金属系の物だとサビが発生してしまったりすることもあります。
写真のように破損が大きくなってしまうと、塗装だけでは補えず、交換などの大きな工事になってしまうこともありますので注意が必要です。
破風板には、ガルバリウム鋼板を巻く破風板金工事が行えます。一般的には木製の破風板に施工します。
板金を巻いた破風板は耐用年数が長く、メンテナンスの必要が減少します。ガルバリウム鋼板は耐用年数は50年と一般的には言われ、木製と比べると大幅な耐久性が見込めます。
また、軽量で耐水性も優れていますし、錆びにくい特長も備えています。
既存の破風板の上に施工を行うので新しくする交換工事とは異なりますが、交換工事よりも費用が抑えられるので、メンテナンスの手間と費用を大幅に削減できる費用対効果の工法になります。
工程としては上塗りを2回塗るのが一般的ですが、素材や劣化具合によっては下塗りを行いますし、入念なケレン作業が必要となります。業者にどんな施工を行うのか確認をしましょう。
塗料がきちんと密着するよう、ケレン作業や修繕を行います。前塗膜が剥がれやすい状況だと、上に塗装を行なっても意味がありません。また、コーキングが劣化している場合もありますので、きちんと打ち直していきます。
塗膜がきちんと密着するよう、下塗りを行なっていきます。
下塗りの上に塗装を行なっていきます。
規定の塗膜の厚さになるよう、2回目の上塗りを行います。
破風は建物の保護を行なっている大事な役割を持った付帯部分になります。
屋根に近い部分なので、もしも外壁、屋根塗装をお考えの方は一緒に行う事で足場の金額が一回で済みますので、同時に施工を行いましょう。
メンテナンスの方法としては塗装以外にも交換工事や板金を巻くカバー工法などもありますし、弊社でも様々な施工を行なってきましたので、どうぞお気軽にご相談ください。
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