コンクリートは圧縮強度が高く、上からの力に耐える、すなわち圧縮強度に優れています。だから、重い荷物を置いたり(静荷重)、フォークリフトの荷重(動荷重)に耐えることが出来ます。
一方で、引き裂き強度(横から引っ張られる力)は弱いとされています。コンクリート表面がひび割れることはよく知られています。そこで、コンクリートのひび割れを防止するために鉄筋を入れたり、5mピッチ程度でコンクリートに伸縮目地を入れて建物(コンクリート)の収縮をそこで吸収させようとします。
また、人の歩行・車・フォークリフトの走行による摩擦にも弱く、表面が削れて摩耗し、やがてわだちが出来ます。
コンクリートは強アルカリです。動植物性油脂など、酸性の物質に触れると中性化して腐食が起こります。そして、腐食は内部まで進行します。