コーキング(シーリング)について

コーキングとは、サイディング外壁のボードとボードの境目の継ぎ目(目地)を埋めるゴムのようなもので、防水性、耐候性を高める役割を持っています。

コーキングを使うのは、サイディングボードやALCパネルは新築工事中に躯体壁面に貼り付けることで外壁が完成します。

コーキングがない状態だと、地震の揺れ、気温変化などによる膨張で外壁材同士がぶつかり合い、破損してしまいます。そこで、コーキングで隙間を作ることで振動や膨張が置きても壁材同士が衝突することもなくなり、防水性と耐候性の高い外壁にすることができます

ようするに、電車のレールが夏に膨張して曲がらないようにするために、レールに隙間が開けられているのと同じです。

なお、コーキングのことをシーリングと呼ぶ業者さんもありますが、意味は同じです。

コーキングの種類、製品の紹介ページもありますので、ご興味のある方はそちらも併せてご覧ください。

 コーキングが劣化してくるとどうなる?

コーキングの役割は先程ご説明した通り、防水性・耐候性の向上になります。しかし、コーキング自体も経年で劣化してしまいますので定期的なメンテナンスが必要になります。

ではコーキングが劣化するとどのような不具合が出てくるのかご説明させていただきます。

  1 漏水(雨漏り)

コーキングからの漏水(雨漏り)はよくあることです。
コーキングは防水の役割も担っているわけですから、それが劣化してしまうと防水性能が低下してしまうのは当然です。

外壁の下地は木ですので、コーキングの劣化を放置してしまうと、そこから雨水などが侵入し外壁の下地にある木部にまで影響が及んで、最悪の場合木が腐ってボロボロになってしまうこともあります。

目地のコーキングはもちろんですが、窓(サッシ)周りのコーキングは目地部分よりも漏水する可能性が高いため、更に注意が必要です。

  2 外壁の破損

こちらも先ほどご紹介しましたが、目地のコーキングがなくなってしまうと、熱で外壁材が膨張し、外壁材同士がぶつかり合って破損してしまうこともあります。ひび割れや欠けといった度合いは様々ですが、コーキングの劣化を放置するとこのように外壁材が破損することもあります。

 コーキングの耐用年数

コーキングの耐用年数は、紫外線や雨風の影響をどれくらい受けるかなど、環境や立地条件によっても変わりますが、大体の場合は新築後10年以内です。外壁塗装や防水も10年前後と言われているので、同じくらいのタイミングでコーキングも劣化していきます。

ですので、外壁、屋根の塗装と同じタイミングでコーキングの打ち替えを実施するのがオススメです。

もし外壁と屋根の塗装を行った際にコーキングの打ち替えを行わなかった場合、数年後にコーキングが劣化してコーキングの打ち替えが必要になってしまうと、再度足場代がかかってしまいます。

外壁塗装をするときにコーキングの劣化がそれほど進んでいない場合でも、次回の外壁塗装(10数年後)までコーキングが持つのか? と考えてみると、その時まで持つとは考えにくいので、無駄な出費(2度目の足場架設の費用など)を省くためにも、塗り替えのタイミングで同時にコーキングを打ち替えることをオススメいたします。

また、屋根外壁の塗装で20年や30年耐久の塗料を採用した場合、「結局コーキングは10年前後が寿命だから足場代がかかる」と思われる方もいらっしゃると思いますが、オート化学工業の『オートンイクシード』という30年近い耐久を有するコーキング材が発売され、コーキングも塗料と同じくらいの耐用年数を有する材料を採用すれば問題ありません。

コーキングにも種類があり、建材によって使い分けがあります。様々な種類の製品が発売されておりますので、詳細は別ページをご覧ください。

 劣化状態のセルフチェック

コーキングも外壁や防水と一緒で、自分でもある程度状態を知ることができます。ここでは、コーキングの劣化症状をご紹介していきます。

  1 外壁材とコーキングの隙間

コーキングの横(外壁材とコーキングのつなぎ目)に隙間ができている状態。このような場合、防水機能は低下してしまいますので、この隙間から雨水などが侵入してしまいます。

これは、プライマーの塗り忘れや塗りムラなどがあると発生する場合や、時間の経過により密着性が低下して起こる場合があります。

  2 コーキングのひび割れ

コーキングは劣化が始まると弾力性が失われてひび割れが発生します。
ひび割れの初期段階は細かいものですが、段々と大きくなっていきます。

劣化の進行状況により度合いは変わってきますが、ひび割れがあるということは、コーキング自体の劣化が始まっているということになります。

3 コーキングの剥離

コーキングの隙間やひび割れなどの症状を放置すると、外壁からコーキングが剥離してなくなってしまいます。コーキングがなくなると下地が見える状態になってしまいます。それでも放置して劣化が進行すると最終的に青いテープが露出し、バックアップ材が見えるようになってしまい、外壁同士の衝突が起こる可能性がありますし、漏水(雨漏り)のリスクも格段に上がっていきます。

 劣化状況に合わせて

劣化の状況によっては、コーキングの雨や汚れが直接建物の中に侵入してきてしまいます。そうなると、下地の腐食や雨漏りの原因となり、建物自体の耐用年数が低くなります

上記のような症状を見つけたら、まずは業者への相談をおすすめいたします。少しの隙間だから、と油断をしていたら、中はスカスカの状態だった、ということもあり得なくありません。隙間やヒビなら様子を見て、定期的に点検するだけの場合もあります。

また、ご自分で直されることを考える方もいらっしゃいますが、あまりおすすめは致しません。建物の劣化は、1ヶ所だけとは限りません。その部分を直したとしても、他の部分が劣化している可能性が高いです。費用を抑えるため、とご自分で施工したのに、複数個所を直すことで、さらに負担になってしまうこともあります。なので、プロの業者に診てもらうだけでも負担は減らせると思います。

弊社では建物診断は無料で行いますので、診断だけでもお問い合わせください。

 まとめ

屋根や外壁用の塗料、防水塗料と同じで、コーキングでも外壁や屋根など使用する場所や下地との相性、用途により適応するコーキングの種類が違うため、適切な商品を選ぶことが大切です。

コーキングも防水などと同じく、劣化してしまうと雨漏りや外壁の損傷を起こしたりする恐れがあるため、ご自宅のコーキングに劣化症状がないかを確認し、もし劣化が見られるようであれば業者に相談してみましょう。

また、劣化症状が見つかっても放置してしまうと、外壁材を剥がしての大掛かりな工事が必要になるなどコーキングの打ち替えだけでは済まずに多大な出費になってしまう場合もあります。

ですので、コーキングの打ち替えだけで済む内に、外壁塗装などのタイミングで一緒にコーキングのメンテナンスも行ってしまいましょう。

弊社では写真付きの報告書や施工後保証もしっかりお付けいたしますので、安心してご相談ください!