失敗しない色選び〜カラーシミュレーション〜

「塗装の⾊はどうしたらいいのか︖」

外壁塗装は新築、前回の塗装後から約10 年が⽬安となります。つまり、約10 年
間は外壁の⾊は同じものになりますので、失敗したくない、という⽅は多くいらっ
しゃいます。

⼯事完了後にこんなことが起こってしまうおそれがあります。

では、こうした失敗を防ぐにはどうしたらいいか。
外壁塗装の失敗しないための⾊選びを⾒ていきたいと思います。

⾊選びに失敗してしまった理由

イメージとは違った

外壁塗装を行ってから、イメージしていた色と違っていた、ということは多いです。

色を決めるとき、塗装メーカーから発行された塗料のサンプルを見ながら色を決めていきます。

一般的にはこのサンプルから色を決めるのですが、面積効果や日当たりに注意して選ばないと、失敗してしまうケースが起きてしまいます。

color_simulation01

 ☆ 面積効果

イメージ通りの色にならなかった理由で一番多いのは、面積効果です。
面積効果とは、色の錯覚の一種です。

同じ色であっても、小さい面積と大きい面積の色では、見え方が異なります。

明るい色は、面積が大きいとさらに明るく見えます。
逆に暗い色は、面積が大きいとさらに暗く見えるものです。
これが、色の面積効果です。

外壁塗装を行う前にサンプルを見てから色を決めますが、そのサンプルとは面積効果により、イメージが変わってしまいます。

こうしたことを防ぐために、サンプルよりも1〜2トーンくらい色を落とすことで、サンプルに近い色になります。

 ☆ 太陽の当たり方

蛍光灯と太陽の光では色のイメージは変わってしまいます

color_simulation03
color_simulation04

上の写真は同じ色のパネルですが、こんなに色が変わってしまいます。

外壁は太陽の当たる環境にあるので、サンプルを太陽の光に当てて選んだほうが、よりイメージに近いものとなります。なので、屋内だけでなく、屋外でもサンプルを持ち出して色を決めてください。

屋根やドア、近所との配色がそぐわない

次に色が他の部分と会っていない、調和がとれていない、といった失敗について見ていきます。

 ☆ 建物のドアや屋根、付帯に注意

外壁の色を決めるときは、つい外壁のことだけを考えてしまいがちですが、ドアや屋根などとの相性を考えることも重要です。

一番広い外壁ばかり考えてしまい、その周りにあるドアや屋根などの配色を曖昧にしてはいけません。建物ですので、ドアや屋根、窓や付帯は必ずついています。

塗装工事で塗装する部分、アルミサッシなどの塗装しない部分が出てきますので、色の配置も考慮して色選びを行ってください。

 ☆ 景観について

施工が完了して近所と比べてみて、景観にそぐわない、といったような失敗があります。

例えば、奇抜な色の建物は周囲の建物よりも目立ってしまいます。極端なお話ですが、閑静な落ち着いた雰囲気の住宅街の中に金色で塗装された家があったら目立ってしまいます。

塗装を行う前に、実際に色々な建物の配色を見て回るのをおすすめします。ご近所でも、少し遠くでも実際の建物を見るとイメージが付きやすいです。

また、地域によっては景観法や地区計画といった法律や各自治体の条例などもご注意が必要です。

汚れや劣化が気になってしまう

最後にイメージ通りの色ではあるが、汚れや劣化が気になってしまう、といった意見もあります。色の特徴を掴むことで、こういった失敗を軽減することができます。

車でも同じですが、白や黒は他の色よりも汚れが目立ってしまう傾向があります。

こうしたことを気にされる場合、少し明るさを抑えた色で塗装を行うことで汚れは目立ちにくくなります。例えば、ベージュ系やグレー系などを用いることで汚れが目立ちにくくなります

また、鮮やかな色、特に赤系の色は色褪せをしやすい色となります。これは紫外線などを多く吸収するためといわれています。日が多く当たるので、色褪せなどの劣化が気になる場合は、青系の色を使うと、劣化が抑えられます。

色の特徴は様々で、塗装後に何かしら気づくこともあると思われます。

ただし、色の好みや建物の立地を考えて、必ずしも白や黒、赤系の色がダメとはなりません。現在、雨や日光で汚れを落としやすくしている特長の塗料もありますので、塗装を行う前に業者と相談をして、色を決めてください。

お客様が満足できる仕上がりにするために
吉岡塗装はカラーシミュレーションを導入しております

色選びで失敗してしまう理由を書いてきました。前述のような失敗が起きないよう、弊社としてもご提案などをさせて頂きます。また、サンプルだけではイメージがつきにくい、というお客様もいらっしゃいます。
そうしたままで施工に入るのは、お客様も不安であると思われます。そこで吉岡塗装では、サンプル以外にも次のようなものをご用意しております。

① A4カラーサンプル

小さなサンプルだけではどうもイメージがわかない、決め兼ねてしまうという方には実際の色が塗装してあるA4サイズのカラーパネルをご用意しております。

先ほどのサンプルよりも大きくなっているので、よりイメージが付きやすくなります。持ち運びもできるので、太陽と蛍光灯の光の違いも確認ができます。

② カラーシミュレーション

色決めの際に、こうおっしゃるお客様が多くいらっしゃいます。

しかしご安心ください!吉岡塗装ではそんな声にお応えすべく、カラーシミュレーションを導入しています!!

カラーシミュレーションとは、パソコンを使って写真に撮った建物の色をお好みの配色へ変えて仕上がりの予想図を作成するものです。実際の写真を使っているので、イメージが定着しやすくなります

弊社でもこの機能を採用しており、多くのお客様からお喜びのお言葉を頂いております。実際の写真で見比べてみてください。

施工前の上の写真から例1・2のようなシミュレーションを作成しました。
お客様は例1の方をご選択されました。

シミュレーションと変わらない色で施工が終わりました。

もう一つ、例をご紹介します

これは屋根塗装のシミュレーションです。
この4つから、お客様は例3の写真をお選びいただきました。

そして、施工後の屋根の写真がこちらです。

同じイメージの仕上がりでできました。

こうしてカラーシミュレーションを使うことで実際の街並みや建物の付帯に合わせたシミュレーションが可能になります。

こうしたツールを活用して、よりイメージに近い色の塗装を実現することができます。しかし、写真を撮影したときの天候や影、プリンターの性能によって実際の色と少しは違いが出てしまうため、あくまでも参考としてご覧ください。

まとめ

ここまで塗装の色で失敗してしまった理由と色選びの方法について書いてきました。塗装は約10年の周期で行うものになります。向こう10年は同じ色の建物を使用するのですから、失敗はしたくはありません。

様々な失敗の理由を書き連ねましたが、一番はお客様のご希望の色を決めることが大事だと思います。その為に色々な色の建物を見て、気に入ったものを見つけてください。果たして、その色がお客様のご要望に合っているのか、打ち合わせを致します。

失敗しない色選びのため、弊社もお客様のご相談を待っております。どうぞお気軽にご相談くださいませ。

外壁塗装のお見積り・ご相談は一切無料です。
まずはヨシオカの外壁無料診断をご利用ください。