外壁タイルの防水・保護塗膜 〜セブンS〜

①ビル・アパートによく見られる         タイル仕上げの外壁

仕上げの外壁は意匠性・耐久性に優れているためビル・ アパートに多く採用されています。 しかし、紫外線、雨、振動等の影響を⻑期間受け続けること で目地のやせ、ヒビ、タイルの欠落などの症状が現れます。 もちろん、目地のヒビや欠落部から水が浸入してしまえば雨漏りが発生する可能性が出てきますのでタイル仕上げの外壁 でもメンテナンスが必要になります

② セブンSの特徴

タイルの仕上げ剤として『セブン S』というものがあります。このセブンS を簡単に説明すると、シリコンアクリル樹脂を使った外壁用防水剤のことで、耐久性、防水性が高く、 透明な塗膜が特徴です。

 特徴⑴ 外壁のデザインが失われない

セブン S は塗膜が透明のため、タイルの模様・色を損なうことなく施工することができます。上塗りのトップコ ートを「ツヤあり」「半ツヤ」「ツヤなし」の中から選ぶことができます。

 特徴⑵ 優れた防水性

セブン S で塗装を行うと、目地部のひびや⻲裂など傷んだ目地に塗料が入り込み、外壁・躯体を水の侵入を防ぎ 高い防水性を発揮します。

 特徴⑶ 長期に亘る耐久性・耐汚染性・保護機能

タイル・コンクリートへの密着に優れているため、⻑期に亘り外壁面を保護します。

 特徴⑷ タイルの欠落防止

弾力性を有しているため、塗装をすると弾性塗膜でタイル面を覆うことになるためタイルの浮きを原因とした剥 落を防止する効果も得られます。

3  セブンSの施工方法

3-1 洗浄

セブン S は塗膜が透明のため、汚れたまま施工を行うと汚れが目立 ってしまうため、タイル専用の薬品を使用してタイルを洗浄してから 高圧洗浄で薬品と汚れをしっかり落とします

3-2 シーラー塗布 

下塗りとしてシーラーを塗布します。通常は 1 回ですが、下地の状況 によっては 2 回塗る場合もあります。

3-3 セブンS塗布(1回目)

セブン S を使用する上で一番重要な作業になります。メーカーが定めた 塗布量を塗布しなければならず、もし塗布量が少なかったりすると数年 で塗膜が薄くなり防水機能が著しく低下したりといった問題が発生しま す。

3-4 セブンS塗布(2回目)

きちんと塗膜を厚くするめに二度目の塗布を行います。1回目のものが乾いていないとムラの原因になるので、きちんと乾いたことを確認して塗布を行います。

3-5 トップコート塗布 

塗布したセブン S を紫外線等の劣化原因から保護するために トップコートを塗布します。

④ 施工事例

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