一般的に外壁塗装は使用する塗料にもよりますが10年〜15年はもつと言われています。しかし品質が悪いとわずか数年で再塗装を検討することが必要になったり、場合によっては大切な「家」を傷めてしまうことにつながってしまいます。
なぜなら外壁や屋根の塗装は、塗装工事完了後の状態では、「今回の工事が満足のいく良い工事だったのか」ということを判断することはできません。
外壁や屋根塗装の品質は何で決まるのか
外壁や屋根の塗装は工業製品ではないので、その品質の見極めが非常に難しいものです。実際、よほど腕の悪い職人が施工しない限り、塗装直後の塗りたての状態は艶もありキレイな仕上りに見えます。
でも、本当に良い工事だったのか?品質の高い仕上りになったのか?
それがわかるのは、実は塗装をしてから数年後。
では、外壁塗装の品質とはなんでしょうか?ヨシオカでは高品質な外壁塗装とは
1 塗料の品質
2 正しい施工方法
3 職人の教育
4 工程管理の徹底
5 安全管理に対する配慮
の5つが揃って初めてご提供できるものだと考えています。
1 塗料の品質
塗料について、塗装の品質の全てではありません。下地処理などを行わず施工を始めてしまう、材質や気候などを考慮せずに使用するなど、品質の良い塗料を使用したとしても、高品質の塗装工事が施工されたとは言えないからです。ですが、塗装工事において、塗料は大事な要素の一つです。
昨今では、屋根塗装や外壁塗装のためのさまざまな高性能塗料が各塗料メーカーから販売されています。
各製品の説明はここでは省かせていただきますが、屋根や外壁の遮熱効果を高めて建物の美観や耐久性だけではなく、省エネ効果を得られるなど特長を持った塗料があります。
現在、塗料として使われているものは。アクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、ラジカル系塗料、フッ素樹脂塗料、光触媒塗料、遮熱塗料、無機塗料の8つが主なものとなっております。
各種類の特徴や製品については、「おすすめ外壁・屋根塗料」のページをご覧ください。
>>「おすすめ外壁・屋根塗料」ページ
現在主流となっている塗料の種類は先述の8つで、各メーカーからさまざまな塗料が販売されておりますが、高性能な塗料を使えば満足のいく仕上りとなるのか?と言えばそうではありません。
良い食材を使っても、正しく調理しなければ美味しくいただけないように、良い塗料を使っても、正しく使用しなければ品質の高い仕上りになることはないと考えられます。
間違った使い方の例
- 塗料メーカーの指定以上に塗料を希釈して使用する
- 工程を省き手順を守らずに塗装する
- 塗膜が乾いていない状態で上から重ねてしまう
- 塗料の特徴を考慮しないで使用してしまう
などがありますが、ほとんどの場合は工事直後にはわかりません。いくら「弊社は高品質な塗料を使っています」と言われても、工事自体の質が低ければせっかくの塗料も無駄になってしまいます。
2 正しい施工方法
塗装工事の目的は塗り直すことだけではありません。塗装と同時に不具合のある箇所をしっかりと補修をして、大切なご自宅にこれからも快適に住めるようにすることが目的です。
そのためには、建物自体をしっかり洗浄して汚れを落とすと同時に各部をチェックしてヒビなど雨漏りの原因になりそうな箇所があれば塗装前に補修を行ないます。これを「下地処理」といいます。色を塗る前にこの下地処理をしっかりと行うことがご満足いただける仕上り品質への第一歩となります。しかし、この工程を適当に行ったり、飛ばしてしまった場合は塗装や防水処理がきちんと密着せず、機能しない可能性が高くなります。
工事の品質が低いとどうなるか?
屋根や外壁を塗装してメンテナンスすることの目的は、建物の美観を維持するだけでなく、直射日光や風雨などから建物を守ることにあります。
しかし、工事の品質が低かったら・・・
例えば、塗装前の下地処理がいい加減だったり、塗料を規定以上に薄めて使って塗装をする、塗装回数が少ないなど……
品質の低い工事が行われた場合、数年後に塗料の塗膜が剥がれてしまったり、防水機能がきちんと効果を発揮せず、建物を痛めてしまったり、再び塗装が必要な結果になってしまいます。
防水処理の膨れの原因は、経年劣化だけでなく、施工時の不備によるものもあり、こうしたことが起こってしまいます。
怖いのは、施工の不備は塗装工事が完了した直後にはわからず、数年後に表れるということです。
工事の施工について
ヨシオカでは、きちんと施工方法を守り、高い品質の施工を心掛けております。
前述したように、高額な塗料を使うことがイコールをして高い品質ではございません。きちんとした手順、方法に則り、お客様のご満足頂ける形で施工を終了させることが大事だと考えております。
一つとして「建物現況報告・工事提案書」をお渡しし、施工する部分についてお客様ときちんと打ち合わせを行って施工に取り組みます。こうすることにより、お客様も弊社も施工個所や方法を確認しつつ作業を進められることが見込まれます。また、当日の作業の進行については担当者よりご連絡を差し上げるなどをして、お客様へご安心頂けるよう、さらなる確認を努めております。
施工の流れについては、「施工の流れ」ページをご覧ください。
3 職人の教育
塗装工事を、実際に作業を行うのは塗装職人となります。
先程の施工の部分でも触れましたが、工事の品質により建物の仕上がりが変わってきます。それは施工方法だけでなく、施工する職人によっても変わってきます。
良い職人・悪い職人
塗装工事の仕上がりは、塗装職人によってかなり変わってしまいます。
なぜ、職人によって差が生じてしまうかというと、塗装工事というのが、熟練の技術と豊富な知識が求められる、かなり難しい工事となっております。
塗装工事は、現場によって施工の方法が異なります。屋根や外壁の素材、気温や湿度、劣化の状態など、現場によって臨機応変に対応を変えなければならないことは少なくありません。
例えば現場の状況を考慮しないで塗装工事を行ってしまった場合、ムラがあったり塗り残しが発生する原因にもなり、塗料の耐候性が十分に発揮できない、施工完了後に塗膜が耐久期間よりも早く剥離したりなんらかの施工不良が起こる可能性もあります。
最適な塗装工事を完了させるには、現場の状況を考慮して施工方法を組み立てることのできる塗装職人の知識と経験が必要です。それらは平等に備わっているものではなく、個人差があるため、塗装工事の仕上がりは、塗装職人により大きく変わってきます。
工事が始まり、職人が現場へ来たとき、次のような職人が尋ねてきたとします。
・奇抜な格好(髪型)
・挨拶をしない
・話しかけても返事をしない
・作業中にたばこを咥えたまま行う
どう感じるでしょうか?
お客様の元へ訪問する職人の教育が行き届いてないと思われると、工事を任せても大丈夫なのかなど、不安を与えてしまいます。
優れた塗装会社であれば、職人の教育にきちんと取り組むはずです
一人一人に対してきちんとした指導を行えば、挨拶をしない、質疑応答ができない等は起こらないはずです。
ヨシオカでの取り組み
弊社では、職人は基本的に請負や孫請けをお願いせず、自社で直接施工致しております。
お客様へ安心して工事を任せて頂けるよう、弊社一丸となり努めております。
先述したような知識や経験について、塗装工事に20年以上務めている職人もおり、免許も有しております。
また、挨拶はもちろん、服装やマナーなど施工以外の部分でも心掛けており、工事完了後にお客様に協力いただいているお客様アンケートでは職人さんマナーは毎度好評価をいただけるようになりました。
弊社では職人の技術向上はもちろん、服装やマナーといった面においてもお客様にご不快に思われず、むしろご安心頂ける環境作りを、これからも精進していきたいと考えております。
4 工程管理の徹底
塗装工事は、熟練した知識と経験を要するもので、職人も一朝一夕で技術を習得したわけではありません。
そうした塗装工事は、以前に一度塗装を施工したお客様でも、ご不明なことは多いと思われます。
その様な状態で施工が進んでしまうと、想像していたものとは全く違うことが起きてしまう恐れがあります。
お客様と塗装会社の“行き違い”が原因で、クレームに繋がり、お客様の満足のいかない結果に繋がり、会社、お客様双方に良くない結果となってしまいます。
せっかく工事を行っても、「あれ? 思ってたのと違う……」という結果は喜ばしくありません。
たとえば、施工完了後に塗装していない部分を発見したとします。
これだとお客様側は「あれ、塗残しがある」とお考えになると思います。
しかし、業者側はその場所は塗装を行えない部分で施工を行わなかったという考えでした。
こうした行き違いは、きちんとお客様と業者の間で打ち合わせを行えば、起きることはございません。
ヨシオカでは、業者、お客様の間でのきちんとした打ち合わせを行い、信頼に沿う形でご満足の頂ける工事を行うことが、とても大切なことであると考えております。
ヨシオカでの取り組み
前述したトラブル等を避けるため、ヨシオカでは「建物現況報告・工事提案書」をお客様へお渡ししております。
工事施工前に担当者がお客様のもとへお持ちし、きちんと打ち合わせを行い、トラブルを未然に防ぐように心がけております。
「建物現況報告・工事提案書」には、建物現況を報告すると共に、弊社から施工に関する手順やおすすめのご提案をさせていただきます。この中には「施工不可部分」についてのページも用意してあり、前述のようなトラブルの防止にも活用しております。
また、お客様も気付かなかった場所をご報告し、その部分に対する施工方法もご紹介することにより、より高い品質の工事をご提供できるように努めております。
始業前・終業報告
ヨシオカでは、当日の工事開始と工事終了後にお客様へご報告をさせて頂いております。
ご不在時はもちろん、ご在宅の状態でもどういった工事を行ったか、報告をされないと分からない方が多いです。
工事の状況については、きちんとお客様でも把握をしておきたいと思われます。
担当者より、当日の工事予定を朝にご報告し、終了後のご報告をすることにより、現段階の施工状況をご理解いただけます。
また、連絡方法について、打ち合わせの段階でご希望のお客様には「作業内容報告書」で連絡をさせて頂いております。ご不在が多いお客様はよくご利用いただいており、作業内容、翌日の作業内容などを記入し、弊社が用意しましたポストへ投函させて頂きます。また、お客様のご連絡欄もございますので、お互いにメッセージを交換できるようにしております。
窓の開閉が可能であるかなどを確認、相談することも出来ますので、好評価を頂いております。
近隣挨拶・工事看板
お客様と業者間でのやり取りも重要ですが、近隣の方へのご配慮もさせていただきます。
塗装工事は臭い、音の発生する作業が多く、近隣の方のご理解が大変重要でございます。
施工前、施工後に担当者が近隣の方へご挨拶にお伺いし、きちんとご理解とご協力をいただきます。
また、近日の予定を書いた工事看板を用意することにより、近隣の方へも広く施工行程をお知らせしております。
5 安全管理に対する配慮
ヨシオカでは、塗装工事を行う際、安全に配慮して施工を行っております。お客様、近隣住民の皆様、弊社従業員が安心、安全に施工を完了させることが重要なことと考えております。
安全については少しの油断が大きな事故へと繋がります。安全対策はどれほど行っても少ないものとはなりません。
万が一、事故やトラブルが発生すると、第一に命の危険があります。それに次いで、工期の遅れや施工の不備といった決して高品質の施工を行える現場ではなくなってしまいます。
安全管理を徹底し、問題なく施工を完了させることは、品質向上に繋がることであると考えております。
ヨシオカが実施する安全対策は、別ページにて記載させていただきます。
まとめ
ここまで弊社が高品質な塗装工事を提供するための5つの要素を述べてきました。
1 塗料の品質
2 正しい施工方法
3 職人の教育
4 工程管理の徹底
5 安全管理に対する配慮
この5つのことが、高品質な工事の提供を促すと考え、弊社では工事を行ってきました。
その甲斐もあり、現在は戸建住宅のみでなく、アパートやマンション、ビルなどもご依頼頂くことも増えてきました。
こうしたご依頼の期待に添えるよう、弊社ではより一層の品質向上を目指し、精進して参りたい思っております。
建物のことでお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。ヨシオカは少しでも助力できるよう、お待ち申し上げております。