建物を傷める雨漏り

雨漏りについて

2019年の秋は、台風15号などにより、甚大な被害を及ぼされました。

千葉県は特に被害が大きく、弊社でもこの震災の後に多数のご相談をいただきました。その中でも多かったのが「雨漏り」でした。

ご相談によって原因は様々で、現地へ赴き調査を行い、多数の補修をさせていただきました。

建物にとって、水分は大敵です。建材の腐食やカビなど、建物の劣化に繋がります
ここでは雨漏りが起きる原因と探し方と対処方法をご紹介していきます。

また、原因の箇所にはお客様でもチェックができるように写真も載せさせていただきますが、。

1.雨漏りをしてしまうと

そもそも、雨漏りをすることで、どんなデメリットがあるの?

実際、雨漏りをされてる方の中には掃除の手間が思い浮かぶかもしれませんが、それだけでなく様々なデメリットがございます。

建材である木やモルタルなどが水に長時間触れることで、カビや腐食などの原因になります。木材は特に水の影響を受けやすく、塗装で塗膜を貼ることで保護しないといけないくらい、大敵なものです。

雨漏りにより、建材が腐らされてしまうことにより、建物の耐用年数は大幅に落ちてしまいます。

また室内へ侵入することにより、室内の柱や床材などが腐ってしまいます。水によりクロスと下地の間の接着剤が剥離させられてしまうこともあります。これはカーテンや家具なども同様に被害を受けてしまいます。

そして、クロスの剥がれ、天井の雨染みなどがあると、どうしても綺麗な状態とは言えません。将来的に建物を売ったり、貸したりするかもしれませんし、生活されているとしたら精神衛生上も良くはないでしょう

雨漏りは掃除の手間以上に、建物やそれを使う人にとって、デメリットしか生まないものになります。

2.雨漏りの原因​

雨漏りは様々な原因で発生します。
ここでは主に雨漏りの原因となるものを建物の場所ごとにご紹介いたします。

2-1.屋根

屋根は雨や風、紫外線に常に晒されている箇所になります。
なので、屋根材の腐食などによるものが、雨漏りの原因で多いです

屋根自体の劣化、不具合

屋根の浮きや剥離などにより、水を流す屋根の機能がなくなってしまいます。

溜まった水が建物構造部分へ侵入して、雨漏りになります、

棟板金など、雨仕舞い部分の腐食、剥離

屋根と壁瓦などをつなぎとめる部分や屋根の一番上に屋根建材の接合部分に被せる棟板金など、雨が地上へと流れるようにする施工を雨仕舞いと言います。この雨仕舞いの役割を果たす建材が、腐食や剥離によって雨をその機能を失って、建物内部へと水が侵入してしまいます。

樋のつまり

樋に枯れ葉や砂などが溜まり、水が流れず溜まってしまい、そこから水が溢れてくることがあります。

釘やネジ穴、ボルトキャップの腐食

折半屋根などに使うボルトキャップの腐食により水がボルトの穴の内部へ侵入し、そこから浸水していることがあります。また、こうしたことはアンテナやソーラーパネル設置時の穴からも同様の浸水が考えられます。

2-2.外壁

クラック(ひび割れ)

経年劣化により、建物がひび割れを起こしてしまってる状態。ひびから浸水することで雨漏りになりますし、放置することでひびが大きくなることがあります

他にも外壁からの漏水につながることで劣化について記載されているページがございますので、そちらもご覧くださいませ。

コーキング

建材同士を繋げるために使っているコーキングが劣化により、隙間が空いたり、剥離することで水が侵入します

コーキングについては別ページにて紹介しておりますので、そちらもご覧ください。

2-3.防水

防水の劣化など

防水塗膜やシートのひび割れ、剥離など防水が行われていても、その隙間から漏水することで、雨漏りになります。また、排水口となるドレンのつまりも原因となることがあります

防水も経年により劣化しますので、定期的なメンテナンスが必要になります。

防水について詳細なことは別ページに記載されていますので、そちらもご覧くださいませ。

3.雨漏りの原因

ここまで雨漏りの主な原因についてご紹介しましたが、どういった方法で確認をするのかをご紹介させて頂きます。

3-1.目視

雨漏りの原因となる場所がないか、目視でチェックしていきます。

屋根などの高所はお客様が登ることは危険ですので、担当者がお伺いをして屋根に登らせていただき、拝見させていただきます

3-2.散水

雨漏りをしていると疑いのある箇所へ水を当てて、どの部分が原因かを直接調べる方法です。水を当てる部分をずらして、ピンポイントで漏水部分を発見いたします。

※水は調査する建物の水を使わせて頂きますので、あらかじめご了承くださいませ

3-3.サーモグラフィー

赤外線により目視では見えない部分の漏水箇所を発見します。水が入り込んでいる部分は他よりも湿気を含んでいるため、温度が低くなります。例の写真にある青い部分が疑いのある部分になります。

4.対処方法

4-1.コーキング

元々コーキングが施工された部分については、状態により施工方法が異なります

前のコーキングをそのままにして、上からコーキングを施工する「打ち増し工法」、古いコーキングを撤去して、新しいコーキングのみで施工を行う「打ち替え工法」の2種類があります。

コーキングは建材同士の温度による膨張収縮によるぶつかりを抑える機能を持っているので、劣化により生じたクラック(ひび割れ)にも応用して使うことができます。

4-2.防水工事

ベランダなど屋根とは別に外側にある平面の場所は防水工事を行います。防水工事の一番の目的は漏水を防ぐことであり、雨漏りを防ぐためには必須の工事になります。

また、排水口であるドレンの交換も同時に行うことで、さらに防水機能は安定します

4-3.棟板金などの修復

コーキングや防水工事で補えない部分については建材を交換いたします。

弊社でも屋根の棟板金など、行える施工箇所については弊社で施工いたします。

雨漏りから建物を守るには:まとめ

雨漏りは建物の劣化が原因で起こります。そして放置をすることでさらに劣化を早めてしまいます

建材の多くは有機物で作られています。なので雨や風、紫外線に弱い性質となっています。

特に水に関しては劣化を早めてしまうので、注意が必要です。

もし、雨漏りがあり、建物内部へ浸水することがあれば、目に見えない部分が劣化していることも考えられます。そうなってしまっては、建材の交換をしなくてはならなくなり、相当な額の工事が必要になってきてしまいます

こうなってしまう前に、ご連絡を頂ければと思います。

少しでもお役に立てれば、弊社としても喜ばしいことです。

ご相談は無料で行っておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

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